やりがいを持って楽しく仕事ができる人を一人でも多く増やす――ミスターサービス2年目社員、松原さんの想い

ピンク

written by ダシマス編集部

業務プロセスをデザインする――。

BPO、人材サービス、コンサルティングの三本柱の事業を展開し、BPD(Business Process Design)を提供する株式会社ミスターサービス。同社は主に法人向けにサービスを展開するBtoB事業の企業であり、日常生活に直接関わってこないことから、具体的にどういう事業をしているのかを詳しく知っている人は少ないかもしれません。

ですが同社は、山陽新聞社が調査した25卒対象の「地元就職人気企業ランキング」にて3位に選ばれており、学生からの注目度が高い企業です。その理由はなぜなのか。

そこで今回、同社で営業を担当する松原 菜結(まつばら なゆ)さんに取材。入社して2年目の松原さんには、業務の内容や実際に働いてみて感じた率直な感想を話していただき、社内の内側を紐解きます。また、広報・新卒採用を担当する松浦 英里(まつうら えり)さんにも同席いただき、事業の強みや社内の制度・文化についても教えていただきました。

同社で仕事をしながら、今後達成したい目標は何か聞くと「楽しく仕事ができる人を一人でも多く増やす」と語った松原さん。そんな彼女の想いもお伝えします。

プロジェクトチーム・営業 松原 菜結(まつばら なゆ)さん

プロジェクトチーム・営業 松原 菜結(まつばら なゆ)さん

2000年生まれ。岡山県倉敷市出身。くらしき作陽大学・食文化学部を卒業。「企業の発展を支える」という経営理念に共感したことをきっかけに、ミスターサービスに入社。新卒2年目。現在は新規案件の立ち上げや人材派遣の営業を担当。趣味はカフェや喫茶店巡り。最近は旅行や温泉、サウナに行くことにハマっています。

広報・新卒採用チーム 松浦 英里(まつうら えり)さん

広報・新卒採用チーム 松浦 英里(まつうら えり)さん

2002年生まれ。岡山市出身。岡山県立岡山南高等学校・商業科を卒業。「仕事を面白く!」というビジョンを元に様々な取り組みを行っていることに興味を持ち、ミスターサービスへ入社。新卒5年目。これまで新規案件の立ち上げ、アウトソーシング部門、人材派遣部門を経験。現在は広報・新卒採用を担当。趣味は西日本限定一人旅。東日本にはまだほとんど足を踏み入れていないため、少しずつ訪れたいと思っています。

執筆:大久保 崇

執筆:大久保 崇

『ダシマス』ディレクター。2020年10月フリーランスのライターとして独立。2023年1月に法人化し合同会社たかしおを設立。“社会を変えうる事業を加速させ、世の中に貢献する”をミッションとし、採用広報やサービス導入事例など、企業の記事コンテンツの制作を支援する。

面接で3時間話し込む。社長の言葉に共感して入社を決めた

 

――松原さんが入社するまでの経緯を教えてください。

松原菜結さん(以下:松原):大学時代は栄養士の専門分野を学んでいました。ですが、実際に実習をしてみた時に、私が将来やりたいことと違うと感じたこともあって、栄養士の仕事にこだわる必要はないと思ったんです。

ミスターサービスを選んだ一番の理由は、「みんなが主役、若い社員の成長と挑戦を大切にしている」という社長の言葉に共感できたことですね。また、私が「ただ会社の歯車になるような働き方はしたくない」と話したら、今度は社長が共感してくれて。

ここなら、私が望む働き方ができると思いました。

 

――お互いにとって良いご縁になったと。

松原:そうですね。社長とは話が合いすぎて、面接では3時間程話してしまいました……(笑)。話をしていると、いろいろと興味が湧いてきてたくさん質問をしたのですが、全て真剣に答えていただきました。

 

――それはすごいですね(笑)。実際に働いてみて、率直に感じたことを教えてください。

松原:働いている人たちの真面目さ、人間関係の良さを感じています。分からないことは素直に聞ける環境で、皆さん優しく教えてくれます。入社前から感じていた人の良さは、入社後もギャップなく実感している点です。

一方で、入社前には思っていなかったことは、1年目から予想以上に大きな責任のある仕事を任されたことです。良い経験にはなったのですが、こんなに早くから責任感のある仕事ができるとは思っていませんでした。

 

――入社してから現在に至るまでの約2年間、どのような仕事に携わってきたのでしょうか。

私が担当する営業の役割は、企業様の仕事のアウトソーシングや人材派遣の提案をすることです。新規案件の立ち上げでは話を聞き、内職や倉庫内の場内作業、人材派遣など、企業様のニーズに合わせて提案します。

入社1年目は主に新規案件に携わり、プロジェクトチームを組んで案件の立ち上げを担当してきました。企業様が一部の作業を外部に任せたい場合や、作業スペースが不足している場合など、さまざまな悩みを解決するためのプランを考え、その業務を請け負うというものです。例えばアパレル関係の企業様だと、こちらが倉庫も提供し、注文が入ったらピッキングから出荷までの一連の流れを行うといった感じですね。

作業方法は企業様の指定に従うこともありますが、効率化のためにこちらが方法を提案し、企業様の了承を得て実施することもあります。現場との話し合いを重ねながら、最適な方法を模索します。

こうした新規案件の立ち上げがメインでしたが、昨年の秋頃からは派遣事業も担当するようになりました。人手不足のご相談をいただいた際には、派遣スタッフの方と一緒に現場見学に行き、双方の意見を聞いて調整したり、配属後もスタッフや企業様とコミュニケーションをとったりしています。

 

 

――仕事をする際はどういったことを意識して取り組んでいますか。

何事にもチャレンジすることを大切にしています。2年目でまだまだ知識不足だと思っているので、失敗しても経験だと思い、とにかくやってみようと。その経験が、いつか自分の役に立つと思っています。

 

――この仕事のやりがいや面白みを教えてください。

1年目から責任感のある大きな仕事を任されたことに、やりがいを感じています。

また、もともと私は人と関わるのが好きで営業職を希望していました。この仕事はさまざまな業種の企業様と関われるので楽しいです。アパレル系の企業様や大学で学んだ知識が生かせる食品関係の企業様、美容関連の企業様など、いろいろな業種の方とお話できるのが面白くて。

私が最初に担当したのは美容グッズを取り扱う軽作業のアウトソーシングだったのですが、店頭に商品が並ぶまでの過程に関われたことで、普段は見えない裏側を知れました。こうした経験ができるのも、この仕事の醍醐味だと思います。

 

若手の視点と感性を重視し、難易度の高い仕事でも積極的に若手を起用する

――ミスターサービスの事業の特徴や強みは何でしょうか。

松浦英里さん(以下:松浦):物流のアウトソーシングや倉庫内の場内作業、内職や人材派遣などを提供しているのですが、そもそも、同じような業態の会社はそれほど多くありません。

その中で私たちの強みは、大手企業と小規模企業の間に位置し、お客様一人一人の課題に合わせてオーダーメイドの提案ができることです。大手企業だと安定したソリューションを提供できる一方で、仕組みやフローが固まっていて融通が利かず、お客様側がそのやり方に合わせなければならないことも少なくありません。私たちは規模ではなく、お客様の困りごとや特有の課題に対して、柔軟に対応していくことを重視しています。

お客様が気づいていないメリットについても提案し、最適なサービスを提供できるのが大きな強みですね。

 

――難しい提案だと思うのですが、それを経験の浅い若手社員に任せるのがすごいと思いました。そこは、会社として何か特別な想いがあるのでしょうか。

松浦:おっしゃる通り、オーダーメイドにこだわるがゆえに、失敗すると重大なクレームにつながることもあります。ただ、お客様にとって最適な提案ができるようにするために、あえて若手社員を起用しています。

一人の担当者が長年同じ会社を担当していると、その会社の考え方に染み付いてしまって客観的な視点と思考で提案ができなくなってしまいます。そこに若手スタッフが入り、「なぜこうなっているんですか」などの素朴な疑問を投げかけてくれると、新たな提案につながることがあるんです。

また、時代背景に合わせた提案をするためにも、若い世代のアイデアや発想が必要です。お客様の社内では上下関係などを意識してしまい、若手の新しい提案が抑制されてしまうことも少なくありません。そこで、第三者でありながらお客様のことをよく知る私たちが、若手スタッフの提案を取り入れることで、お客様にとっても新鮮な提案ができると考えています。

何より、若手の活躍はお客様への提案力向上だけでなく、自社の在り方を見つめ直すきっかけを作ることもあります。だからこそ、若手の採用は積極的に進めるべきだと新卒採用に取り組む中で強く感じています。

 

「やりがいを持って楽しく仕事ができる人を一人でも多く増やす」松原さんが掲げる目標

――職場の雰囲気はどんな感じなのでしょうか。

松原:最初にも話しましたが、本当に皆さんの人柄がいいんです。仕事中はわからないことがあれば質問しやすいですし、毎回丁寧に教えてくれるので、特に1年目の頃はとてもありがたいと思っていました。

また、皆さん前向きで何事にもチャレンジする意識が強いので、一緒に働いていると影響を受けて自分自身も成長していく気がします。

上司部下の関係性もいい距離感で、良い意味で上下関係を感じずにいられるのがいいです。そう思えるのは、皆さんが良い人だからこそ。仕事中は真面目に取り組みつつ、忘年会などではものすごく盛り上がるという感じでメリハリがついていて楽しいですね。

 

――上司、先輩の年齢層は幅広いですか。

松原:そうですね。20代から50代の社員の方まで幅広いです。年齢が離れていても、特に話しにくいと感じたことは一度もありません。

松浦:弊社は実は、社員、パートスタッフ含め9割以上が女性なんです。50代の方からすると私たちは子供のような年代なので、子供が頑張っているからとおやつをくれるような温かい雰囲気があります。

会社としても、昔から女性が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。内職の仕事を扱うようになったのも、子育てなどで、働きたくても外で働けない人が自宅でも仕事ができるようにしたかったからだと聞いています。

 

 

――福利厚生など、社内の制度において特徴的なことはありますか。

松浦:コミュニケーションの一つとして、サンクスカードという制度があります。従業員同士で感謝の気持ちを伝え合うためのカードで、10年ほど続けています。感謝の言葉がやりがいにつながると考え、大切にしている文化の一つです。

また、ポイントカード制度もあります。新人教育や掃除、挨拶など、さまざまな項目があり該当する項目に対して頑張った人はシールがもらえてカードに貼っていくんです。100ポイントためると1万円の商品券と交換できます。ポイントをためることで仕事に面白みを感じてもらえればと始めた制度で、こちらも10年ほど続いています。

 

――制度にも遊び心があって素敵ですね!そんなミスターサービスさんですが、「ここが会社の伸びしろだ」と感じる部分があれば教えてください。

松浦:新人教育の面は改善できるところが多いと感じています。新卒採用に力を入れ始めたのがこの5、6年で、それまでは中途採用とパートスタッフの採用がメインでした。新卒から入社してくれた方にあわせた教育は、試行錯誤しながら整えている最中です。

松原さんのように、実際に業務をこなしながら学んでいただくのが一番の身につくとは思いますが、実践前にしっかりとした教育の機会を増やせたらより安心して働いてもらえると考えています。

 

――松原さんがいいモデルケースになりそうですね。

松浦:そうですね。松原さんの存在が、今後入社してきてくれる新卒社員にとっていい目標になると思っています。

 

 

――では最後に、そんな松原さんの今後の目標を聞かせてください。

松原:私には、就職活動をしていた頃から変わらない目標があります。それは、「いやいや働きに行く人を減らしたい」ということです。

せっかく働くのなら、楽しくてやりがいを感じられる仕事をしたいですよね。私自身、仕事に行くのが嫌だなと思いたくないので、同じように前向きな気持ちで取り組んでもらえる人を増やしていきたいです。

そのためには、一人一人のやりがいを大切にする必要があります。だから新しいプロジェクトを立ち上げる時は、その現場で働く人のことをしっかり考え、この仕事は楽しいと感じてもらえるように設計していこうと思っています。

やりがいを持って楽しく仕事ができる人を、一人でも多く増やすことが私の目標です。

 

ミスターサービスについて

ホームページ:https://www.mr-service.jp/

採用情報:https://www.mr-service.jp/mr_recruit/

 

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