「運送業ってクセ強めじゃないの…?」石油の供給に関わる人たちは、意外にも◯◯だった!

シルバー

written by ダシマス編集部

取材現場に現れた巨大トラック。乗っているのはコワモテなおっちゃん…かと思いきや、なんとタンクローリーから降りてきたのは可愛らしい女性。そして2トントラックを運転する男性は、マスク越しに優しい笑顔が透けて見えている!
この人たちは一体どんなお仕事をしているのでしょうか?広島県に本社をおく鳥井油業株式会社を突撃しました!

服部卓也

服部卓也

営業部 営業一課 潤滑油配送ドライバー 2020年入社。「趣味は映画鑑賞。休みの日は家でゴロゴロしています。 」(*顔出しはNGということで、社内の方に似顔絵を描いていただきました…!)

古崎藍菜

古崎藍菜

販売部 販売二課 タンクローリードライバー 2020年に接客業から転職。「趣味はゲーム・アニメ。最近は韓国ドラマにハマってます!」

門脇史郎

門脇史郎

執行役員 営業部 部長 出光系販売店で競う営業販売ランキング個人部門で全国1位を獲得したこともある、石油業界の大ベテラン。

思いやり運転が第一!石油配送のリアルな現場

―――服部さん、古崎さんのお二人は、トラックで石油製品の配送をされているそうですが、どんなお仕事なのでしょう?

 

服部:私は車や工場の機械に使われる潤滑油の配送をしています。前日に配送の予定を決めて、1日10〜20件の工場や自動車販売ディーラーに納品します。事務所に戻ってからは、伝票の処理や翌日の配送準備をするのが、1日の流れですね。

 

古崎:私はタンクローリーで燃料の配送をしています。部署内には軽油、重油、灯油の班があり、私は灯油班に所属しています。建設現場や解体現場のパワーショベルカーやクレーン車、病院のボイラータンクなどに給油をします。

 

▲古崎さんの運転しているタンクローリー。

 

―――この大きなタンクの中に灯油が入っているんですね!服部さんが担当している、潤滑油はどうやって運ぶんでしょう?

 

服部:潤滑油は200Lのドラム缶に入っています。中身のオイルは特に重たいので、動かすのはコツも要るし危険が伴います。いつもケガだけはしないように注意を払っています。

 

▲潤滑油の入ったドラム缶を運ぶ服部さん。

 

―――なるほど。他に業務の中で気をつけていることってありますか?

 

古崎:とにかく安全運転が一番大事です。タンクローリーは車体が重いのでブレーキを踏んでもすぐには効かないんです。載せている灯油の量でも変わってくるので、その感覚を掴むのは思っている以上にむずかしいですね。

 

服部:山間部を配送で回るときは、雪でタイヤが滑ってしまう恐れもあります。普通の道でも、いつ何があるかわからないので、どんなときでも常に安全運転を意識しています。

 

古崎:入社してからタンクローリーを運転するようになって、交通社会において「思いやりの運転」がいかに大事かということを知りました。

 

「トラックの前が空いてるな」って思って横入りしてくる車はけっこういるんですが、そのスペースを空けてるのも安全を確保するためなんですよね。トラックは急には止まれないですから。細かいことにも注意を払って、いつ何が起こりうるのか想定して運転をしています。

 

服部:配送先が多くて忙しい日は、時間がなくてつい焦ってしまうんです。でも焦って危険なことになるのは一番よくないので、メンタルをコントロールするのが大変です。自分の場合はラジオを聞いたりとか、自分の好きな音楽を聴いたりとかして気持ちを落ち着かせています。

 

古崎:あとは「この忙しさを乗り切っている自分はすごいぞ!」って自分を褒めるとか(笑)。

 

―――なるほど、それは大事かもしれないですね!運転手さんは安全のためにいつも気を使っているんですね。

 

自然と生まれる人とのつながりが、日々の糧になる

―――古崎さんは先程、入社してからタンクローリーを運転したとおっしゃっていましたが、入社後に免許を取ったんでしょうか?

 

古崎:そうなんです。私は普通免許しか持っていなかったのですが、鳥井油業では入社後に資格取得のバックアップがあるということを知って、受けてみることにしたんです。

 

―――まったく未経験の運送業の世界に、なぜ興味を持ったのですか?

 

古崎:運送業の仕事内容ってなんとなく想像つきますが、危険物を運ぶってどんな感じで納品しよるんかな?って疑問に思って、やってみたくなったんです。それに、タンクローリーを運転してたらかっこいいやろうなって(笑)。

 

▲タンクローリーを運転する古崎さん。

 

―――それは間違いないです!女性でタンクローリー運転してるのってめちゃくちゃかっこいいですよ!服部さんは元々トラックの運転経験があったんですか?

 

服部:私は元々車が好きで、大型の免許は持っていたんですが、実際に運転したことはほとんどなかったんです。それで、大きなタンクローリーの運転は自信がないけど、潤滑油を運ぶトラックはそこまで大きくはないので、それなら大丈夫かもと思い、面接を受けました。

 

―――お二人とも初めてのお仕事内容なんですね。実際業務を初めてから知った仕事のやりがいってどんなところですか?

 

服部:意外に人とのつながりを感じる瞬間が多くて、納品しに行った先で、「いつもありがとう!がんばってるね!」ってジュースやみかんをもらえたり、そんな出来事が日々のやりがいになっていますね。

 

古崎:初めて行く場所では納品の勝手がわからないので、結局周りの人の助けが必要なときもあるんですが、現地の人がとても親切に手助けしてくれることもあって本当に助かります。

 

服部:配送ドライバーの仕事ってけっこう孤独で、納品すれば終わりというイメージがありますが、社内のつながりも含めて、人とのつながりがあるのはうれしいですね。

 

古崎:やっぱり男性社会ではあるんですが、それもあってお客さんには可愛がってもらえます。そこは女性社員の特権かもしれないですね(笑)。あと、灯油班は上司も同僚もすごく話しやすいので、何かあったら気軽に共有できて、みんなでワイワイ話せるのも仕事をがんばることができる糧になっていますね。

 

意外にも和気あいあい、トラック運転手の世界

―――実は…トラックの運転手さんってクセが強かったりするのかなって思ってました!でもお二人とも話しやすくてびっくりしました。

 

服部:業界的にいかついイメージとかはありますけど、意外とみんな優しくて、何でも聞きやすい雰囲気がありますよ。

 

自分も未経験で入社して、何もわからない状態だったので「これはとかどうすればいいですか?」ってすぐに質問していました。で、すぐに忘れるんですよ(笑)。それで同じことを何回聞いても上司も先輩もいやな顔ひとつせずに教えてくれます。

 

―――服部さんご自身も、優しい雰囲気が溢れ出ています!(笑)。

 

古崎:実際、クセ強めの人も多いですが、上司や先輩にもすごくフラットに話すことができますね。日頃のコミュニケーションがあるから、何かミスがあったときにも「大丈夫だよ!気にしなくていいよ!」と言ってもらえる関係性ができるのだと思います。

 

―――女性の同僚の方もいらっしゃるんですか?

 

古崎:同じ灯油班に同級生で一か月先に入った女の子がいるんです。お互いに仕事のことも色々と話したりしているので、大変なことがあっても乗り越えられましたね。だから、もっと女性社員が増えてくれるとうれしいです。得意先のおじちゃんたちもすごい喜んでくれるし、「男性の中でがんばるのもわるくないよ!」って広めたいです(笑)。

 

▲「事務所で会ったらお互いに声をかけ合っています」古崎さん(左)服部さん(右)。

 

不安があっても、まずは油業に関わってみて!

―――今後お二人は、どんなふうに活躍していきたいですか?

 

服部:今はまだ配送業務でいっぱいいっぱいになっているので、新しいお客さんのところに行って営業活動もできるようになるといいですね。そのために、もっとコミュニケーションスキルを磨きたいですね。話すのが苦手なので(笑)。

 

古崎:私はもっと業務に関する知識をつけて、質問されたことにすぐに答えられるようになりたいですね。

 

―――これからどんな人に入社してきほしいなどありますか?

 

古崎:わからないことはわからないって素直に聞ける人かなあ。小さなことでも何か失敗したときに、隠したりせずすぐに言ってほしいですね。私も始めの頃、何かミスをしたらすぐに上司に報告して、そうやって信頼関係を築いてきたなって思います。

 

服部:取り扱っているものが特に危ないものなので、放置せずに何でもすぐに質問してほしいですね。そういった部分で、仕事に対する真っ直ぐな姿勢があるといいかなと思います。

 

古崎:何か不安があっても、まずは油業に携わってみてほしいです。とりあえずやってみると、どんどんできることが増えていくんです。その達成感や喜びを実感してみてほしいです。そこから、合う合わないを決めてみてもいいのかなって。

 

―――ありがとうございます!最後に、お二人の上司でもある門脇さんにお伺いします。お二人に期待していることや鳥井油業の今後の展望について教えてください。

 

門脇:二人とも、自分だけではなく周りのこともよく見ているタイプなのですごく助かっています。これから積み上がっていく経験を活かして、みんなを引っ張ってくれるような存在になってくれたらと思います。焦る必要はないけど、前向きにやっていけばチャンスもたくさんある会社です。

 

私自身も経験や知識を力にしてみんなに引き継いで、次の仕事の拡大へつなげていけたらと思っています。20年30年後には、ますます魅力のある会社へしていきたいですね。そのためには、個人だけでなく、みんなが同じ方向を向いてがんばっていく必要があります。そういう雰囲気や環境をつくっていけたらと思います。

 

取材を終えて

トラックの運転手さんのイメージが大きく覆った今回の取材。鳥井油業のお二人は、何よりも安全を第一に考え、責任のある仕事を日々まっとうしているのだとわかりました。そして、それはスタッフ同士の和気あいあいとしたコミュニケーションと、お客さんとの温かい信頼関係の上に成り立っているのだなと、感じました。

今日も街のどこかで石油を運ぶ運転手さんたちは、笑顔と思いやりの輪を広げています。

 

 

▼『鳥井油業株式会社』

https://torii-gr.com/

 

鳥井油業、ちょっといいかも。

そう思った方は、一度行動を起こしてみませんか?

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